おにこみゅ

2017年02月

 昨年7月8日、父が、交通事故で亡くなった。もう7ヶ月も経つのかと思うと、ただただ早い。もっと、連絡とりあえばよかったなど、後悔しまくりである。
 父は、中学の3年間、宮崎から広島の親戚の家へ単身で行き、奉公するなど、子供のころから、苦労したそうだ。だからか、自分自身に厳しかったが、人にも厳しかった。子どもの躾では、手がでるのは当たりまえ。父は、パン職人だったため、近場にあった、パンをこねるための麺棒で、叩かれたこともある。大変痛かった。今からしてみれば、虐待ともいえる出来事だが、そのおかげで今の私があるし、普代村との関わりや、気遣いなど、役立っているため、感謝している。私が、高校生の時、1度、殴り合いの喧嘩し、勝ってしまい、わざと負けた方がよかったな。と思ったことがある。その時気づいたが、強い父ままであってほしかった。以降、喧嘩したことはないが、その時ばかりは、口だけでも「手加減した」などと言い、負けを認めなかった。本当に、負けん気が強い人だった。
 父は、高校卒業後、料理人になろうと、京都へ修業に行った。しかし、和・洋・中と、料理を極めるためには、種類も豊富で、時間が掛かるため、パンの道へ進んだ。私は、父が怖かったが、父の作ったパンが、好きだった。中でも、ハード系のパン。カリカリとした食感の中から、もちもちとした柔らかい食感が、たまらなく好きだ。チョコレートや、チーズ・サラミ、ベーコン等を入れれば、また違った顔になるが、シンプルイズベストで、バケットが一番好きだった。もうあの味には、出会えないけど、私の中で、硬く、強く、逞しく残っている。
ありがとう。お父さん。

 私は、東北ローカルジャーナリストキャンプに参加している。これは、地方に住む、ジャーナリストを育成し、地方からの、情報発信を強化する取り組みで、日本ジャーナリスト教育センター(=JCEJ)が、復興庁の、「新しい東北」情報発信事業に、選ばれ行われている事業である。
 仕事上、私は、発信作業をおこなっているが、情報を投げっぱなしで、きちんと伝わってるのか分からず、戸惑い感が強い。そこで、発信のための技術を磨くため、軽い気持ちで、応募してみたところ通ったはいいものだが、Yahoo!ニュースに、掲載されるという事の大きさに、少し後悔している。
 ただ、テーマも決め、本来なら難しい、プロ野球選手との取材も終え、タイミングよく、ポンポンポンと、躓きがなかった。そのためか、2日後に迫っている、キャンプに持っていく、記事を書くことに集中できていない。これは言い訳だろうか。むしろ、その日1日の出来事を書き、書く難しさと、楽しさを味わい、毎日が終わっている感覚である。焦りが無ければ、やり始めない、この性格をどうにかしたいものだ。

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 最近、普代周辺に押し寄せる高潮により、普代浜の砂が、河口に流され、川を塞いだ。俗にいう河口閉塞である。川の水は溜まるばかりで、海へと流れでない。小正月(1月15日)に、ドンド焼きを行った、車道から2メートルほど下った広場は、川の水で溢れ、あと1メートルほどすれば、車道へ流れでる様子だ。(1枚目、河口閉塞の様子)

 現在の普代川の形は、普代水門から、直線的に流れ出る形だが、2011年3月11日に起きた、東日本大震災前は、2枚目の写真の図のように、南側へ、曲線を描きながら流れていた。震災後、普代浜の砂も無くなり、6年経とうとする今では、自然と回復した砂浜に見えるが、震災前と後で、川の形が変わった。震災前から、河口閉塞する事があったというが、震災前の普代川のような曲線が、無くなることで川の流れが緩やかになり、川の流れが、高潮の力に敵わなくなり頻度が高まった。
 今後、どのように普代川が、変化していくか、見守る必要があると思う。人間の手を加えるべきなのかも踏まえ、被害が起きる前に、なにか策が講じらればと願う。
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 本日、普代村太田名部地区で、鵜鳥神楽の巡行が行われた。この地区は、小規模ながら、三陸沿岸随一の漁場で知られ、住民のほとんどが、漁師で構成されている地区である。
 鵜鳥神楽は、三陸沿岸漁師の、厚い信仰を受けて、古くから続く、鵜鳥神社を大神とし、民間信仰がもとで、各地を廻る巡行のスタイルをとる神楽である。人が神様に会うため、神社へ出向くのではなく、巡行先に鵜鳥神社の神様(権現様)がくるという、全国的にも珍しい神楽だ。
 今期は不漁となり落ち込んでいた漁師達だが、この日は、顔見知りの若い舞手が、参加したのもあり、地区のお母さんたちより、黄色い声援も見られた。最終演目の恵比須舞では、地元特産の荒巻鮭を釣る、恵比須様の様子が、可笑しくもあり、来期の大漁への願いを載せ、大賑わいで締めくくった。


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 今日、久慈市へ出かけた。コインランドリーで、洗濯を済ませ気付けばお昼時。近くにランチの幟(のぼり)が立ってる店があった。初めての店だったため、少し勇気を出して入ってみた。
 店名は、花家。夜は、居酒屋のようで、お酒の名前が書かれた紙が、ちらほら見える。カウンター5席、テーブル席1組、座敷が2組の20人しか入れない小さな店だ。私は、カウンター席に座り、ランチメニューのチキン南蛮を注文した。ふるさと自慢のこのメニューは当たり外れが多く、自身の経験上、チェーン店やお弁当屋さんは、外れが多い。こういう小じまんりした店では当たりやすい。南蛮ダレを最初から作るからだと思う。
 チキン南蛮は、食欲が減りやすい夏場に、酸味を利かせ鶏肉をさっぱりとした味付けなのが特徴だ。タルタルソースで味をまとめられているが、タルタルソースがなくていいくらいである。だからただ甘いだけの甘酢ではなくきちんと酸味の効いた甘酢ではないとチキン南蛮ではないと私は考えてる。注文して10分後、岩手に来て、初めて美味しいと思うチキン南蛮に出会えた。チェーン店のようなただ甘いだけの南蛮ダレではなく、酸味の効いたタレが、タルタルソースの味を引きたせ、柔らかい鶏肉を包みこむ。やっぱりこの味だ!と思うふるさとの味。チキン南蛮。

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